だいぶ遅くなりましたが
愛を知らなかった第1部と本当に愛する人と出会った第2部構成。
私は第1部の愛を知らなかったドンジュアンが女性をたくさん抱き、酒に溺れる。
ここが評価の分かれ目になるかなと思います。
希代のプレイボーイのドンジュアンが彼は全てを持っていたが、1番大切なものは持ってなかった
この台詞から物語が幕を開けます。
私は藤ヶ谷くんのドンジュアンは上品で美しい感じを受けました。
貴族のドンジュアンなので上品なのは当たり前なのでしょう。
なんか、ギリシア神話のナルシスのお話を思い出した。
たくさんの女性に愛されながら、自分以外愛せなかった彼に愛の女神が怒り彼に罰を与える。
ドンジュアンはこのお話と似ています。
舞台ではドンジュアンはたくさんの女性を抱いて愛されながら、全ての女性の愛を拒んだ。けれど、本当に心から愛する人と出会ったけれど、自分の犯した罪を自ら死ぬ事で人として生きることを選んだ。
藤ヶ谷くんの演技力は、去年の「そして僕は途方に暮れる」、今回の「ドンジュアン」まだまだ発展途上だけど、確実に上がっています。ファンだからではなく、冷静に考えて将来が楽しみな俳優です。
他のキャストさんが演技力、歌唱力、ダンス完成度高くて何度も圧倒されました。
藤ヶ谷くんはキスマイの時と違いミュージカルの歌い方が出来ていて、2日の時より6日の時がもっと良くなっていて成長期なのかな?
最初に書きましたが、第1部の歌唱力、演技力が評価の分かれ目と思いました。6日の時私の後ろの席の人が業界人でした。仕事の都合上第1部しか見られないとお話してましたが、第2部の前半まで観ていらっしゃいました。
藤ヶ谷担さんはドンジュアンを絶賛しています。
円盤化、再演を希望します。
でも、再演するならファンだけじゃなくて、もっとたくさんの人に観て欲しいです。それぐらい良かったです。チケットが倍率が高かったので、ファンでもチケット取るのは大変ですがもっとたくさんの人に観て欲しいです。
最後まで読んで頂きありがとうございます。